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1. SMTPサーバ構築(Sendmail編)
OS Xには、Sendmailがデフォルトでインストールされている。しかし、ログ(mail.log)に数々のエラーメッセージが出るため使用を断念。ちなみにエラーメッセージは次のようなもの。「gethostbyaddr() failed : 3」。「File descriptors missing on startup: stdin, stdout, stderr; Bad file descriptor」。「/etc/mail/sendmail.cf: line 93: fileclass: cannot open '/etc/mail/local-host-names': World writable directory」。
2. SMTPサーバ構築(Postfix編)
よそでも言われていることですが、PostfixはSendmailに比べて設定が非常に楽です。設定ファイルが「main.cf」だけなので、初心者にも扱いやすいと思われます。Sendmailのときに出たエラーメッセージもなく安定しております。
インストール手順はこちら。
3. POPサーバ構築(Imap編)
インストール自体は難しくありません。ただ、メールログに「Mailbox vulnerable - directory /var/mail must have 1777 protection」という見逃せないメッセージが現われるので(vulnerableは攻撃されやすいの意)、僕はQpopperをお勧めします。
インストール手順はこちら。
5. 最後に
WebサーバやFTPサーバは、悪意あるユーザから攻撃された場合、ご自分だけ(クライアントを含む)の被害になりますが、ことメールサーバに関しては、全く関係のない第三者をも被害に巻き込むことになります。サーバマシン以外から送受信してみたいお気持ちはわかりますが、ローカルエリアに絞るなどしてセキュリティには十分ご注意ください。ちなみに第三者による不正中継テストはターミナルより、
telnet relay-test.mail-abuse.org
と入力してください。
また、ウィルス対策もお忘れなく。